ムダづかいの骨頂!広島高速5号線の計画(総事業費1228億円)はただちに中止を!


広島駅から中山までの4キロメートルの高速道路計画があります。「広島高速5号線」計画です(地図は広島高速道路公社websiteから)。広島駅の北側の山、二葉山にトンネルを掘る計画です。
広島高速5号線計画は、有料道路部分739億円、関連道路175億円、管理費・金利を含めると総事業費1228億円。ばく大な税金投入が必要です。


●すでに高速2号線がありますから、完成しても単線ではすでに赤字が見込まれています。


●さらに、完成しても広島駅から広島空港までのアクセスをたった数分短縮させるだけですから、あまり経済効果は期待できません。


●加えて、広島高速1号線福木トンネル工事で大規模な地盤沈下が発生して、多くのみなさんが甚大な被害を受けたことから、二葉山トンネルの安全性が問題になっています。地域住民のみなさんは「二度と同じ被害を繰り返してほしくない」と計画の撤回を求めています。


●そして驚いたのは広島市議会。9月25日、「5号線建設を促進する決議」をあげたのです。
住民の声を聞くことが仕事であるはずの議会が「建設先にありき」の促進決議。ビックリです。自民の提案。


●このようなお金があるのなら、全国一遅れていると言われている保育園や公共施設の耐震工事など、くらしに密着した公共事業を真っ先におこなうべきです。
 くらし密着の小さな公共事業は地元の業者がおこないますから、広島市の経済効果も「高速5号線」の数倍に達します。


●住民の方は

「定年退職し、ささやかな退職金をもらい、ささやかな年金をもらって、老後はささやかに過ごそうと思って小さな家を建てた。けど高速5号線二葉山トンネル計画。寝耳に水ですよ。被害が出た後で『被害とトンネルの員が関係を科学的に証明せよ』と言われても、素人だからそんなのできるはずがない。」
と私に話してくださいました。
 議会は地域住民の声、思いを瞳のように大切にすることが生命線なのではないでしょうか。『地方自治』なのですから。


●24日、私は村上昭二党県委員長、辻県議、地元の住民のみなさんと一緒に湯崎広島県知事に「広島高速5号線の計画中止を要求する」申し入れを行いました。翌日は広島市議らが市長に申し入れを行いました。
5号線計画が中止になるまでがんばります。