中区、東区で宣伝

午前中は中区・舟入、十日市地域で宣伝。
「あんたぁ、安倍に負けんさんなよ!」と大きな声をかけてくださる方がいました。
午後は東区・戸坂中山後援会のみなさんとハンドマイク宣伝。

今日は予報に反して暖かく、深い青空と見事な紅葉の中で気分的にも話すことに集中できる環境でした。
ここでの通りすがりの男性は「政治への関心?そりゃー、消費税とかくらしのことじゃろ。みんなたいへんじゃけぇ」と話されました。

演説原稿

日本共産党は今度の総選挙でみなさんが直面をしている国政の一つひとつの問題で争点と私たちの立場とを明確にしてたたかいます。消費税増税を中止、原発即時ゼロ、TPPやオスプレイなどアメリカとの関係を従属関係から友好関係へ、全ての問題で対案=「日本改革のビジョン」をお示ししてたたかいます。

 みなさん、今、どこで、どんなお立場の方とお話をしても「暮らしはもう我慢の限界。民主党には裏切られ、もう自民党には戻りたくない。この先どうなるのか」という話になります。
●先日は東区内の団地内にある小さなスーパーの前で宣伝させていただきました。ご主人が演説をずっと聞いてくださりました。「15年前、消費税が上がった時はお客さんがパタリと来なくなった。でも私は歯を食いしばってがんばった。団地にスーパーは一つしかないから。お年寄りも買い物ができなくなるから。でも、今度の10%であきらめた。商売をやめる準備をしています。」とおっしゃっていました。
●南区にお住いの年金で生活をされている女性は「主人と自分の年金が本当に少ない。毎年額が少なくなり、介護保険料などが天引きされます。節約に節約を重ね、お風呂の回数も減らしたけれども、もう限界」と話されていました。
●もう一人、ある病院の院長先生は、私達との懇談で「小泉構造改革で診療報酬があがらずに多くの病院がつぶれました。その上今度は消費税。患者さんのためにがんばっているんですけどね。政治の力でなんとかしてほしい。自分たちの努力だけではもう限界」と話されていました。
みなさん、歯をくいしばってお店をしていても報われない、戦後の日本を支えてきた努力も報われない、寝ずして患者さんのために日々努力されている医者も報われない。報われない社会が果たして発展するでしょうか。
3年前、多くのみなさんが期待をした民主党。しかしこの3年間、国民の願いはありとあらゆる分野で裏切られました。なぜここまでみなさんの願いに背を向けられたのか。
 私はそれは、民主党の個々の議員の資質とか能力の問題だけでないと思うのです。日本社会の根本的な問題があると思うのです。それは「財界中心、アメリカいいなりの自民党型政治」から抜け出せない、抜け出す意思がない、という問題です。
消費税の増税に一番熱心だったのが財界でした。原発の再稼働、民主党の「2030年代に原発ゼロ」を閣議決定させず、大飯原発の再稼働など、原発推進に舵を切らせたのも財界です
TPPという経済的にアメリカに従属する関係を求められても、オスプレイを全国に飛ばされても、沖縄で女性がアメリカ兵に暴行されても、何にも言わない。
みなさん、この「財界中心」「アメリカいいなり」の害悪から抜け出す勢力が伸びてこそ、みなさんの努力が報われる、そしてみなさんの声が国会に届く、新しい状況がつくれます。


●みなさん、今、「デフレ不況からどう抜け出すのか」、多くのみなさんが心配されていると思います。
「デフレ不況」とは働く人の所得がこの10年で1世帯約100万円減る中、消費が落ち込み、内需が冷え込むという経済の悪循環に陥っている状況のことです。
 ですから、今のデフレ不況から抜け出す基本は、働く人の所得をどう増やして、どう消費を広げるか、、これが基本です。
 自民党の安倍さんが「無制限の金融緩和」ということを言いだしました。しかし、国民の収入が減らされ、消費が大きく冷え込んでいる時にいくら資金を供給しても、その資金は銀行と大企業に引っかかるだけで、国民には回ってきません。デフレの何の手当てにもなりません。「とくダネ」という朝の番組でコメンテーター・経営コンサルタントショーン・マクアードル川上さんという方が「大企業側はすでに266兆円の内部留保がたまっている。そこにさらにお金を流して一体どうお金を循環させるのか」と、発言されていました。まさにその通りです。


 私はデフレ脱却のために、2つのことが必要だと思います。
まず第一に消費税増税計画を撤回することです。このような大不況のもとで国民から13.5兆円もの所得を奪う増税をしたら、消費が冷え込み、デフレの悪循環をひどくし、経済の底がぬけてしまうことは明らかです。
日本共産党は選挙後の国会で消費税増税中止法案を提出し、成立のために全力をあげます。
その仕事を日本共産党の私、大西オサムにやらせてください。


●二つ目に、デフレ脱却のために、大企業がため込んでいる260兆円の内部留保を雇用や中小企業に還元する政策を行なうことです。
 非正規社員を正社員にすること、
 最低賃金、中小企業を保護しながら時給1000円以上にすること、
 解雇規制法を制定すること、
 中小企業と大企業の公平な取引のルールをつくること、


 そしてみなさん、今、電機・通信産業が計画している13万人リストラ計画、これを政治の力で撤回をさせることです。
NECでは10回以上にもおよぶ退職強要がおこなわれています。日本IBMでは突然、正当な理由なく解雇を通告し、そのまま職場から締め出す「ロックアウト解雇」が行われていることが国会でも問題になりました。
広島ではシャープでリストラが計画されています。日本共産党はさっそくシャープ工場に大リストラ計画の撤回と地元への説明をきちんとおこなう旨の申し入れをおこない、直接、労働者に会いお話を聞きました。
 「48歳で給料が手取り26万円から14万円台になった。障害のある子どもを抱え、家のローンを抱え、今の職場に残っても地獄、辞めても地獄。この先どうしたらいいのか。」
 このような不当なリストラは政治の力でやめさせようではありませんか。大企業の内部留保を社会に還元し、国民の所得を増やせば、経済は前に循環します。そうすればデフレ不況の出口が見え、消費税増税なしに日本の財政をたてなおす展望も開くことができるのではないでしょうか。
 日本共産党は企業団体献金をもらっていませんから、このように国民の立場でデフレ不況脱出の提案ができるわけです。その仕事を日本共産党の私、大西オサムにさせてください。


 日本共産党は「財界中心・アメリカいいなり」という「二つの害悪」を断ち切った新しい政治をつくるため、今度の総選挙では今の議席を倍以上にすることを目標にしています。
 消費税増税ストップ、デフレ脱却、原発即ゼロの願い、そしてTPPやオスプレイなど日米関係を従属関係から友好関係への願いを日本共産党へお寄せいただくことをお願い申し上げまして、この場からの政策宣伝とさせていただきます。

このワンちゃんは、マイクの前から去ろうとせず、ずっと居座ってくれました。
しかもカメラ目線。なかなかの大物です。