岩手県委員会に到着し、現地の状況を聞きました。

今日は朝一番で東京を出発。
東北新幹線はやぶさに乗車。3時間で岩手県委員会のある、岩手県盛岡に到着しました。


駅を出ると「がんばろう」の文字があちこちに。


「これから2週間、食事も満足にできないかもしれない」と、盛岡冷麺をほおばり岩手県委員会へ。
岩手県委員会は盛岡駅から徒歩15分のところです。

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到着すると他の府県からも数人みえていました。
菅原県委員長、斎藤岩手県議らから状況の説明がありました。
菅原県委員長の「岩手県の面積は四国と同じくらい」という話に、まずびっくり。

盛岡から沿岸部(宮古市)に行くまでに車で2時間半(!)だそうです。


今回の震災が広域に被害がおよんでいること、自治体機能が喪失していること、津波が住民の一切のものをうばってきたこと、停電と原発被害など「複合被害」であることです。
また、いまだに岩手県内だけでも死者4400人に対して不明者が3269人におよんでいること、建築被害の集約ができていない地域すらまだ残されていること(大槌町)などの説明がありました。


現地で実際におこなうことは、支援物資の配送、被災者の要求ききとり、などが主のようですが、被災地の要望をよく聞いてとりくむようです。
いまだに行方不明者が半数ちかくいる中で、家族をさがす人も多く、そういった状況をふまえて「がれき撤去」などの力仕事ほどナーバスな仕事になっているようです。

これから岩手県にボランティアに来られる方へ文献の紹介がありました
●「特集―東日本大震災―救援活動復興への模索『壊滅的な被害うけた三陸沿岸、党をあげて救援』斎藤信 岩手県議」(議会と自治体2011年5月号)
●「東日本大震災日本共産党 三県委員長の手記『涙しつつ県・地区が連携して救援活動』菅原則勝 党岩手県委員長」

極めて深刻な現地の状況についての話を聞き終え、外に出ると、岡山県委員会から2人の女性ボランティアが!

須増伸子さんと石村智子さんでした!
彼女らは2人で岡山から夜通し16時間かけて交代で運転して盛岡入り。
しかも全く疲れを見せず「私らの元気を分けてあげたい」とのこと。
岡山の党組織からの支援物資、米ややかん、鍋などが、たくさん車に積み込まれていました。


盛岡から宮古市へのアクセスは、JR山田線は通っているようですが、現地の人は「106バスが便利」といいます。
まだよくわかりませんが、公共交通機関でアクセスできる、ということのようです。
でも車で来た方が便利なようです。すでに宮古のほうでもガソリンの補給は容易なのだそうです。


夜、電話で日本共産党岩手県宮古地区の田中尚地区委員長とうちあわせ。
明日はいよいよ現地入りします。