一旦「貧困」に落ち込んでしまうと、這い上がれない貧困社会――「反貧困キャラバン2012・講演会」(9日)


広島の方からの報告は、一旦「貧困」に落ち込んでしまうと、這い上がれない、そういう今の社会そのものの貧困さを示すものでした。

「なんとか非正規の造船の仕事に就いたが、不幸もありサラ金に手を出した。取り立てを逃れ隠れるように居住地を変えて7年。ビジネスホテルを転々としてホームレスに。派遣村に救われた」
「2年前に急性心筋梗塞で入院。会社を辞めざるを得なくなった。鬱状態となり、どん底に。まちかど相談会に助けられ、今は助ける側として活動している。弱い人間は生きていけない。一人の人間として生きていきたい」
「昨年、突然部品工場を解雇、ホームレス状態に。マイナスのことばかり考えた。夢、希望持てない。病気、ケガの不安。最近やっと自立でき、生活保護と収入は変わらないががんばっている」

元気よくデモ行進をしました。
「貧困をなくせ!」
「弱者に負担の消費税増税反対!」