島根原発3号機―「(中国電力)当社としては稼働に社運をかけている」
「(2号機)は現時点での廃炉、プルサーマル計画の撤回は考えていない」
「(3号機)は改定型の最新鋭機であり、当社としては稼働に社運をかけている」
「(上関原発計画は)当社としては上関原発計画は重要と考えている」
昨日の中国5県の日本共産党からの中国電力本社への要請に対する中電(広報部門マネージャー)からの回答は、本当にこれが我々のエネルギーを担当する会社の発言なのかと耳を疑うような話でした。世論も、福島の事故も眼中になし。「人間の心を取り戻して」と言いたくなるような内容でした。
昨日の日本共産党の中国電力に対する申し入れと中電の回答のポイント(大西のメモ)
●島根原発を再稼働しないこと。1号機の廃炉を決断すること。2号機の「安全審査」提出を撤回すること。当然のこととして、プルサーマル計画は撤回し、廃炉計画を立てること。
【中電回答】1号機は38年間安定運転しており、今後は経年化対策に万全を期す。政府は「40年で廃炉」とのべているが、一律に年数で廃止するのは妥当ではない。40年の根拠がない。2号機は現時点での廃炉、プルサーマル計画の撤回は考えていない。
●島根3号機の建設・運転は断念すること。
【中電回答】3号機は改定型の最新鋭機であり、当社としては稼働に社運をかけている。●島根原発周辺の活断層調査は廃炉にする場合でも必要です。徹底して調査を進めること。
【中電回答】(もう十分調べたので、必要ないという主旨の回答)
●島根原発から排出される使用済み核燃料の安全確保に万全を期すこと。
【中電回答】(…使用済み核燃料の保管方法について説明)万全を期す。
●上関原発計画は中止すること。
●中電としても政府待ちにならず「原発ゼロ」を決断し、自然エネルギーの普及と促進に本格的に取り組み、電力の安定供給確保に努めること。
【中電回答】太陽光や風力など、とりくみを進めている。今後の課題としては買い取り制度が開始される中、品質、周波数などの制御システムの開発。自然エネルギーはどうしても供給が条件によって左右される。省エネ節電の国民へのよびかけも。
政府・民主党PTの言う「40年で廃炉」ですら「40年の根拠がない」。
政府の取り組むパブリックコメントでは9割が「原発ゼロ」という点についても「それが本当に国民全体の声を反映しているのかどうか」と言い放つ。
(中国電力本社=広島市中区。写真はwikipediaより引用)
こういう姿勢の企業に国民のライフラインを本当に任せておいていいものだろうか。
野田内閣の大飯再稼働を受け、稼働に向けて周囲が見えない、暴走している印象を持ちました。
石村智子(中国5県要請行動党代表)は
「原発の意義は捨てがたい」と言うが、17万人の集会や毎週の官邸前行動が受け止められないのか。
実際今夏は原発を動かさなくても十分電力は供給できることが証明された。
中国電力は福島から真摯に学ぶべきだ。
広島では内部被曝、低線量被曝の問題が、「黒い雨」問題として大きくクローズアップされています。歩んでこられた人生と重ねてこの問題(原発と黒い雨)に注目されている方も多い。身内が苦しめられ、命まで奪われた方もいらっしゃいます。
そういう中で、広島で、これらの発言は許せません。
中国電力は世論をきちんと受け止め、福島を正面から学び、人命軽視の姿勢はあらためるべきです。
●要請に参加した方のweb(8月25日現在)
◆藤井とし子(広島3区)
http://toshiko-fujii.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-81c5.html
◆花岡たみよ(広島6区)
http://hirosima6k.exblog.jp/18711285/
◆福住ひでゆき(鳥取2区)
http://fukuzumih.blog.fc2.com/blog-entry-62.html
◆尾村としなり(島根県議)
http://www.omura-toshinari.com/pwm/action.html#660
◆ふじもと一規(山口県議)
http://ikki.jcp-web.net/?p=3029
●参考web
http://www.energia.co.jp/index.html
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201208080107.html
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2201X_S2A820C1PP8000/
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO43963400Q2A720C1LC0000/?bu=BFBD9496EABAB5E6B39EBA96A7B097E6B587989CB5A8FD98F995E09E9C87BEA4A68790BBB5BE81BF95B5E087A09D84E383A0B59E80A88090EA9784949D9CA3A1B5869CB697A6E494BFB9B6B5A1E6EAA8BDA6E698EAA6A180B6858384E0A2B894838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF
http://www.nikkei.com/article/DGXNZO43089210X20C12A6LC0000/?bu=BFBD9496EABAB5E6B39EBA96A7B097E6B587989CB5A8FD98F995E09E9C87BEA487BFFD8081A69680A1B5999BBBEABE9CA89F87B4AB968090EA9784949D9CA3A18AB7E7B5A5E3B59896E598A195B683A1AAA8A5A8BFA6A180B6858384E0A2B894838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3838295E5AB84A0E284828493EAB0A49885A48087EB8796AAA7EABEB3EB9486E3919A9886FDB7A4ABB59697EF