尖閣問題――政府は尖閣問題での議論を避けずに、(1)話し合いで平和的に(2)領有の正当性をきちんと主張すべき!

 「香港の活動家」の船が15日午後、尖閣諸島魚釣島に到着し、上陸した7人を含む14人が逮捕されたことが報じられました。
 政府はこの問題の論争を避けず、(1)領土問題の紛争では話し合いで平和的に解決することを貫くこと、(2)尖閣問題では尖閣諸島の領有の正当性をきちんと主張すべきです。
 メディアでは、この問題で日本国内や中国、台湾の国民の声が紹介されていますが、強硬な意見をもつ国民がいる一方、冷静に「悪循環にならないよう、話し合って解決してほしい」という声が多数紹介されています。
 多くのアジア人はそういう外交努力を望んでいると思います。


 日本政府は領土問題を「棚上げ」にせず、歴史的事実、国際法の道理に即して領有の正当性を堂々と主張する外交努力をすべきです。日本も中国も、問題をすぐに政治問題にすることを戒め、実務的解決のレールに乗せ、話し合いで平和的に解決する努力をすべきです。
 多くのアジアの人びとはそういう方向を望んでいるのではないでしょうか。
 日本の政治家は「アジアの平和をどう構築するのか」、真剣に向き合うべき時だと考えます。
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尖閣諸島問題 日本の領有は歴史的にも国際法上も正当
―日本政府は堂々とその大義を主張すべき―
2010年10月4日 日本共産党
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-10-05/2010100502_02_1.html
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