人に消費税増税を押しつけて、コンクリートに回すことはやめよ!
昨日、27日の参院社会保障税特別委員会での山下芳生参院議員の質問。
民自公3党が消費税増税法案の付則18条に「税制の抜本的な改革の実施等により、財政による機動的対応が可能となる中で…成長戦略並びに事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分する」との付則を付け加えたことに対する質問は、消費税を増税したい側のホンネをズバリと突く質問でした。
そして今回の増税のたくらみにあらためて怒りを持ちました。
上表のように消費税増税によってつくられた、彼らによれば「ゆとり」財源を
●自民「国土強靭化計画」=10年間で200兆円の公共事業
●公明「防災・減災ニューディール」=10年間で100兆円の公共投資
http://www.komei.or.jp/more/realtime/201205_02.html
に使おうというもの。
●民主党も整備新幹線3兆円、東京外環道1.3兆円、八ッ場ダム4600億円などの公共事業を相次いで復活させてきました。
今、商店街などを訪問すると、みなさんから「消費税を上げられたら本当に困る」という、悲鳴のような声が聞こえてきます。
しかし、中には「消費税が上がるのは仕方がない」と思ってらっしゃる方もいます。その理由は「国の財政が大変だから」「社会保障が削られたら困る」というものですが、これまで政府はそう言って消費税増税の理由を説明してきました。
14年前、消費税が3%から5%に上がった翌年、大型公共事業へのばらまきがおこなわれました。そして財政破綻の道を進みました。また同じ道をあゆむのか。
増税反対のたたかいを広げ、消費税増税とは別の道(税制と経済の改革)示し、消費税増税をなんとしてもストップさせる決意を新たにしました。