これじゃあどっちが勝っても消費税10%だ!――消費税増税「大連立」

国民が参院選に関心が無くなるのも無理はない。
「民主」が勝っても「自民」が勝っても消費税は10%に。

私は今日のテレビでも強調したように、消費税増税には正面から反対です。国民の死活問題です。
(1)消費税は「収入の低い人ほど負担が重い税金」。貧困と格差を広げる。
(2)「高齢化社会に対応する」というが、導入後21年間の消費税収は累計224兆円。法人税収はマイナス208兆円。法人税減税の穴埋めに使われてきた。

(3)消費を冷やし、今の景気状況でのさらなる負担はとりかえしのつかない経済の沈滞を生む。
(4)財源論で言えば、過去最高となった米軍関連の軍事費や大企業優遇税制を外国並みに削れば十分まかなえる。
(5)「法人税減税」&「消費税増税」という「セット」提案の発信源は経団連
経団連 成長戦略 2010」
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2010/028/index.html


 結局、財界にモノが言えないという政治からは新しい政治は生まれませんし、国民の声は届きません。
 私はこういう政治(財界いいなりの政治)が続けば(財界も含め)日本経済そのものがたちゆかなくなるということを警告します。
 何が今の経済の深刻な状況をつくったのかという反省がないと思います。
 菅首相の話(「第三の道」とかいろいろ)を聞くが、見通しを持てているとは全く感じません。